レンタルサーバーの変更はメール設定が終わるまで重複期間を設けよう

レンタルサーバーを変更する際には、サーバー内に保管しているデータのみを移行すれば終わりと思われがちです。しかし、実際にはメール設定まで移行完了するまでは契約を重複しなければなりません。では、どれくらいの期間に渡り新旧両方のレンタルサーバー契約を重複させれば、メール機能まで新サーバーへ移行できるのでしょうか。

レンタルサーバーの移行期間は最低2週間必要となる

レンタルサーバーには無料期間が10日~2週間程度設定されているので、ある程度契約に重複期間が発生しても懐は痛くなりにくいです。しかし、数ヶ月もレンタルサーバーを重複させることは余程の大規模サイトを除いて無駄が多いと考えられます。

目安として少なくとも2週間程度2つのレンタルサーバーの契約期間を重複させれば、アクセス不能トラブルを避けられるはずです。

独自ドメインの移行は専門業者に任せたい

独自ドメインを取得してレンタルサーバーに設定する際には、独自ドメインの移行を専門業者に任せるとミスがありません。自力で移行できれば良いですが、少なくともドメイン管理代行業者ならばレンタルサーバーごとの仕様を把握しているものです。

そこで、最初から独自ドメインの移行に関しては専門家のアドバイスに従えばトラブルを未然に防げます。関連→レンタルサーバーできること

サーバーデータのアップロード後もアクセスした人は暫く分散する

サイトデータを新レンタルサーバーへアップロードした後も、暫くの期間は新旧両方のレンタルサーバーへアクセスする人が出てきます。なぜなら、ドメイン名を指定してアクセスする人は、DNSサーバー情報が更新されたDNSサーバーを参照しない限り旧レンタルサーバーへアクセスしてしまうからです。

アクセス解析を仕掛けて様子を見よう

ドメイン名を新レンタルサーバーへ移行してから数週間は、旧レンタルサーバーへアクセスする人がどれだけ残っているのか、アクセス解析を仕掛けて様子見を行うことが望ましいです。旧レンタルサーバーへのアクセス数が許容範囲内に落ち着いてから、旧レンタルサーバー契約の解約を行えばトラブルを防げます。

DNSサーバーの周知が完了したら旧レンタルサーバーを解約可能

DNSサーバーの周知が完了するまでの間は、独自ドメインを使ったメールアドレスを使用している限り旧レンタルサーバー側へ届いてしまうことがあります。そこで、DNSサーバーの周知が完了したとアクセス解析結果により判断できるまでは、メールが行方不明とならないように旧レンタルサーバーの解約を待つことが必要です。

レンタルサーバーの変更はメール移管が完了してからが望ましい

データ移行のみが完了してもレンタルサーバーへのアクセスが独自ドメインである限り、DNSサーバーの更新が周知されるまではメールが行方不明となる可能性があります。データだけでなくコミュニケーションに欠かせないメール移管が正常に完了したと判断するためには、アクセス解析を使った新レンタルサーバーへのアクセス誘導を確認することが必要です。

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